感想と妄想

ゲームストーリーや様々なコンテンツの感想など

【今さら】まほやく1.5Anniversaryログスト感想

遅くなりましたけど1.5アニバログストにとても感動したので、当時のTwitterのログを兼ねて感想を残そうと思い、書きました。
強い絆及び西子弟担が書いているので著しく偏ってる。
深い考察などはないです。
ログストはみんな読んでるからネタバレ配慮はいらないよね?というスタンス。
でも、他ストーリーの不慮の引用ネタバレがあるかもしれないので、読んでも気にならない人だけ読んでください。
いや、別に読まなくてもいいけど。


 ※     ※     ※ 

 

(1)年長者達

よーし、1.5アニバイベ頑張るぞー!!!とログインしたイベント初日、双子先生にお出迎えされました。
え、イベント開始と同時に公開されたログストなんて過去にあったっけ???と戸惑いつつ始まる双子先生と、フィガロ先生の掛け合い。
双子先生の大人Ver.も披露してサービス満点!
なんかここは長い年月で培われた間合いを感じますね、主に合わせてあげてるのはフィガロ先生かもしれないけど。
個人的にはこのくらいお互いチクチクツッコみながら、でも楽しそうな年長者たちが好きです。
魔法使い一の社交家って自分で言っちゃうんだフィガロ先生(魔法使い一の寂しがり屋なのにネ)…な~んてこの時はまだこの後続く怒涛のログスト群や登場人物の組み合わせに思いを馳せることもなく軽いノリで読了していました。
だって対象イベストの中で唯一未回収だった「盗賊エチュード」を早く解放したかったんだもん。
めちゃめちゃイベントに前のめりでこのログストの意図を推し測ることもできなかったんですよ、愚かなり。

そう、思えばこれこそが彼らの役回りなんですよね、世界の始まりと秩序。
それに気付くのはイベント最終日のストーリーを読んだ後になるのですが、そのお話はまた後ほど。

 

(2)主従の二人
2日目は主従のお二人の登場です。

ん?もしかしてこのログストは全て称号の組み合わせで来ちゃうの?え?まじで?(喜)いや慌てるな、まだ2話目だし、期待し過ぎると違った時ショックだから、と自分に暗示をかける私。本題に入れ。

自分の紹介は遮っておいてレノックスの紹介は饒舌なファウスト先生が可愛かったですね。
そしてその紹介内容がめちゃめちゃ愛と信頼に溢れているんですよ、羊まで紹介してくれちゃって。
情が深くて優しいってそういうことなのですが。
自分の事は信用ならない呪い屋としておきながらレノックスの事は「信用できる、保証しよう」と言い切ってしまう矛盾に気付いて欲しい。
あとその「人違いだ!」っていうリアクションはいつまで続けるつもりなんですかね?それ真に受けてるのってもうシノ、リケ、ミチルくらいなのでは???(リケやミチルも時間の問題では?)
そんな頑固な態度は崩さないファウスト先生ですが押しには弱い、超弱い。
そもそもファウスト先生って別にレノックスの事が嫌で離れたわけじゃないですしね、あっさり押し切られててました。
愛すべきお人好し。

改めてファウスト先生にしろレノックスにしろ、自分が良い・好きだと思ったもの・ことに対してグイグイ行くのは“元”とはいえ中央気質だなって思いました。
その気質、現在の若者達にもしっかり受け継がれてますよ~。

さて、この日Twitterではこのログストが称号の組み合わせなのは勿論、ゲーム内の称号一覧の下から順に公開されている?という考察が大きな話題となりました。ま・じ・で?!!!
こういうの気付ける人って凄いな、っていつも思っちゃう。

そして仮にこの順だとすると強絆、最終日じゃないすか。え、強絆担の皆さん大丈夫?それまで気を確かに。

 

(3)元相棒の二人

ここらへんから予想以上にこのシリーズ破壊力あるな、と思い始めました。

そもそも元相棒の2人が紹介し合うということ自体、彼らのけんまほ内での設定(魔法舎で初めて出会った・別に親しくない)上おかしいだろ、って思いながら見てたらネロが似たようなこと言い出したのでめっちゃ笑いました。
でもその後の2人の他己紹介が凄く対照的でなんか…笑っててごめん…みたいな気持ちになってしまって。
え~っ、そんな(><)←この顔文字10年以上ぶりに使いました!!!でも何故かこんな気分なんですよ、わかって。
なんかブラッドリー切なくないです???

ネロからのブラッドリー紹介はまあ、こんなもんですかね。
自分は東の国で料理屋をやっていた魔法使い、ブラッドリーのことは料理人目線で見た北の魔法使い。
いつも通り設定を貫いてるんですね、まあ嘘ではないし。

聴いてるブラッドリーも「ガキ臭い」とか言いながらも楽しそうだったし、ノリノリで自己紹介したところまでは良かったんですけど、
そのままネロの紹介になだれ込もうとした途端、ネロがちょっと嫌そうというか不安そうな表情をするんですよね、Live2Dなのに。
で、それを見たブラッドリーがめっちゃ気まずそうに「…東の国の飯屋だ。」って…。ファ~(><)!!!

これね、ブラッドリーは元々ネロのボスだしネロが過去を隠したがっている以上、本来立場というか主導権はネロの過去を知っているブラッドリーにあるはずなんですよ。
その気になれば優位な立場で自分の思い通りに振舞うことだってできるんです、ブラッドリー。
でも、しない。
だってネロの事を大切に思っていて彼が嫌がることはしたくないから。

私、元相棒のことはラブコメと思っている節があって「ちゃんと2人でお互いの気持ちを伝え合えばいいじゃん?話し合え!」って思ってはいるんですけど、普段はイケイケのブラッドリーのあんな繊細な気遣いを見ちゃうともう少し優しい気持ちで(ブラッドリーを)見守りたいなと反省しました。
でも話し合いは必要よ。話し合え!まずは2人一緒のイベストやって!!!

元相棒担の皆さん大丈夫でした?私はブラッドリーに優しくしたい気持ちになるくらいには心を抉られましたけど。
この時
しみじみ思ったんですよ、先にpashの強絆対談あって良かったって。

あれを乗り越えたんだから我々は何が来ても大丈夫、という心の準備ができてるもんね(フラグ)。

 

(4)愛憎の二人

愛憎のこと考えるといつも「私にはまだ早い」って気持ちになっちゃうんですけど、このログストはまだ「私にもわかる愛憎」でした。
何か(誰か)をコントロールする快感を自覚しながらもそうできない(ならない)悦びも知っているという点に於いて、到底常人には到達できない領域にいるんですよね、シャイロック
それだけだとちょっと上級者過ぎて私の手には負えないのですが、彼の場合
自分より弱き者への労りや優しさがあり、本気のマインドゲームは自分より強い(優位な)相手にしか仕掛けない。
これは西の魔法使い全般に言えるのですが、そういう彼らなりのゲーム(悪戯)のポリシーの気高さが大好きです。

シャイロックが口にした自己紹介を端的に復唱するだけでめっちゃ彼をイラっとさせつつ悦ばせちゃうムル。
魂は砕けていてもこの返しは天才的だなって思いました。いやそもそも天才だし。
ムルのシャイロックへの思いの本質ってもうほとんど元に戻っているのでは?それとも元々魂の本質は変わっていなかったんだろうか?

それにしてもシャイロック、躾とか教育とか口では言ってるけど、決して自分の思い通りにムルを操りたいわけではないし、ムルが元のムルに還ることへの願望と躊躇も同時に感じるし、とても優しい人なのに複雑だな……って思うんですよね。まあ、だからこその“愛憎”なのか。(原点回帰)

 ※ところでまほ生でのフルボイス、ヤバかったですね!!!やっぱ声が付くと全然違う。これ全ストーリー聴きたいな~。

 

(5)仲良しの二人

前日が高難易度の大人の二人だったので、この日の二人は癒しでした。

ミチルがリケの事「世界一大好きな友達」って言ってくれました!!!やったー!!!
もう感想これだけで充分じゃない?でも語りますね。

リケの一番願望、表現によっては自己中心的に見える危うさもあるのにいつも可愛く見えてしまうのは、リケ自身が相手に対しても自分の一番って思ってるからですよね。
ミチルは優しくて穢れないからオズやカインより(比較対象w)活躍してほしい、ネロの料理以上に美味しい料理は食べたことない、聖ファウスト様のようにアーサーを助けたい。
自分が抱いた愛情がそのまま相手からも返ってくると信じている純粋さがある。

ここの匙加減が「見返りを求めている」ようには(私には)見えないのが絶妙だなって思うんです。
子供だといえばそうかもしれないけど、じゃあ報われない愛を経験すべきなのか?というとそれは別に絶対ではないですよね?
それに無償の愛は、報われなくても傷付きはあれど失われるものではないと思うので。(ポエム)

あ、だけどちょっとヤキモチ焼き屋さんかな~、リケ。
でもミチル、このリケのヤキモチ焼きな部分を理解した上でちゃんとご機嫌を取る術を身につけているなって思う。
これは彼が南の国で学校に通い、大勢の友達と接することで身につけたコミュニケーション能力ですよね。
リケとは大きく異なる生育環境だし、その違いがお互いに良い影響を与え合うといいよね。

 

(6)縁ある二人

紹介されて「どうも」ってご挨拶するミスラちゃん、可愛かった。

これまでミスラから南兄弟の感情って、庇護しなければいけない→親愛の情に変化してきてると思ってたんですけど、ミスラ自身がルチルのことを友達だと認識してるんだ?という新鮮な驚きがありました。
ミスラにとっての友達ってどういう基準なの?

①とりあえず殺したいって思わなくて(重要)、②お話ししたりお茶したりする相手、みたいな感じ?
いや①満たしてる人南兄弟しかおらんやん…。
北2はなんだかんだ言って友達判定してるって思うんですけどね、特にオーエン。
お家に招待するくらいだし。

これまでのまほやくのストーリーを読むに、力での支配や精神的依存・服従・操作等は魔法使いの能力的には容易いけどそれでは孤独は癒せない、大切なのはお互いに信頼し合う「友達になること」というがメッセージの一つなのかな?と思っていたのでミスラがさらっと「友達」という単語を出したのがとても感慨深かったです。

その後確か前にもルチルがミスラに「友達」って言ってたストーリーあったよな、と思って探してたらカエルのルチルSSRでした。
この頃はまだルチルの方から「お友達みたい」って言ってるのに今じゃミスラの方から「友達は俺で満足してください」とか凄い進展じゃないです?!
最初に「友達」という単語を出したのはルチルだけど
その言葉を口にすることに戸惑いが無いんだな、ミスラって思って。

 なんかこの日は異様にログスト(というかミスラ)についてツイートしていて、この感想はほぼTwitterのコピペみたいなものです。
手抜きですみません。でも言いたいことをかなり言い切った感はある。

 

(7)師弟の二人

ここまで私はこの自己紹介(と他己紹介)、賢者の前でやってると勝手に思っていたのですが、突然ラスティカが「お客様」という単語を出してきてビックリしました。
え?どういうこと?そういう体で賢者の前で練習してたってこと???ってTwitterで騒いでたら優しいフォロイーさんがその設定は第1話で双子先生が説明してくれてるよって教えてくださいました。
……ほんとだ、書いてあった。恥ずかし~!!!

大切な第1話をないがしろにしてごめんなさい。
感想も短くてすまない。

突然の自分語りなんですがまほやくを始めたばっかりの頃、登場人物が皆魔法使いなのに「強さ」に凄い優劣をつけるんだな?という違和感がありました。
強さ=魔力の強さなんだけど、その用途が主に戦闘力で判断されていて、そして誰が一番とか二番とかに登場人物(全員じゃないけど)が拘ってるしなんか明確な序列があるんだな、って。
正直、それはそんなに好きな要素じゃなかったんです。
これは私がバトル系の少年漫画がそんなに好きじゃない(好きなものもあります)のが大きく関与してると思うので、単に好みの話なんですけど。
まあそれは読み進めているうちに魔法使いの歴史や北の国の環境等がわかってきて物語の背景として理解はしたし、やっぱり人気があるのは北の(含む北出身)“強い”魔法使いだったりするので、そういう世界観の方が今はウケがいいんだろうな、とは思いました。
でも少なくともまほやくの魔法は戦うだけじゃない用途も沢山あるんだから、もっとそういう魔法にもスポットが当たってもいいいいよね。

で、やっとこの日のログストの話になるのですが、ラスティカ→優しくて優雅でとっても頼りになる、クロエ→おしゃべりが得意で夢見ることが上手、という紹介は全く魔法と関係なくてそれでもお互いのチャームポイントをきちんと評価してて凄く好きだなって思ったんです。(前振りが長い)
私がこの二人が好きなポイントってここに凝縮されてるんですよ。
強さだけじゃない、“魔法”という言葉が持つ甘美さやときめきについて語ってくれて嬉しかった!
さすが私ご贔屓の師弟ですよ。大好き。

それはそうとしてクロエ、人を動物に変えたり呪ったりする怖い魔法は絶対使わないって言ってるけど、あなた得意なのは仮死魔法ですから。
こはちゃんと自覚しないと。
 

(8)因縁の二人

サンリオコラボの「よくやった、オーエン!」の場面とか、他人の恐怖や不快感を煽ろうとしてるのに思い通りに事が運ばず逆ギレするオーエンがいつも面白くて好きなんですけど(悪趣味)、このログストも最高でした。
因縁の二人については周年ストの「おまえだけを置いていかない」とびずろぐSSでの「1000年見守る(見守るとは言ってない)」があったので、今更オーエンが何を言ってもはいはい、そうやって友情を育んでいってください、としか思えないんですよね。
これ、例えば元相棒の二人には「話し合え!お互いの率直な気持ちをぶつけ合え!そうすれば新たな関係が築けるよ」っていう親心的なものが起動してしまうんですけど、因縁は「まあこのままでもなんとかなるでしょ」みたいな感覚がある。
パラロイのせいかもしれない。あそこで描かれた二人の関係が私にはとても理想的に見えたので。
だからお互いに勝手に相手の言葉を遮って好きな事話していがみ合ってても、だからって相手を貶めてるわけじゃないよね?と信頼してしまうんだよな。
無論心配事項もありますよ。
傷人格のオーエンが見せた攻撃性とか、その攻撃を今のカインの力では防げそうにない部分とか。
でもそこは二人それぞれが自力で乗り越えなければいけない試練だと思うし、周りにも力になってくれる仲間はいるし、この二人なら大丈夫って思えるんですよね。
そんなことをしっかり確認できたログストでした。

 

(9)幼馴染の二人

残り2日のログストは絶対可愛いの確定だと思ってたんですけど、本当に可愛いかったですね。
そしてその上でまた色々考えさせられました。

“従者の星”というパワーワードが出現したのですが、従者の星なのに公的には小間使いなんですよね、シノ。
つしみ先生がここのギャップをどの辺までリアリティラインで考えているのかはまだはっきり分からないんですけど、ちょいちょい幼馴染の身分差エピソードを挟んで来るので、つい私は身構えてしまうんです。
どういう部分が、というと長くはなるんですけど

①ヒースはシノと同等の友達としてずっと一緒にいたいと思っていたけど現実的には困難だと理解していて、それでシノと一緒にいるためにシノの主君とになる決意をしている。一番怖いのはシノの死。
②シノはヒースとの身分差を理解していて、ヒースの従者としてずっと仕えたいと思っている。そしていつか手柄を立てて自分の城を持てるような身分になった時にヒースと並び立てると信じている。ヒースの為なら死も約束を守れないことも恐れていない。
③ヒース、シノ共に主従として一緒にいたいと思っているけど、実際にシノと雇用関係を結んでいるのはブランシェットの旦那様であり、シノは有力貴族の従者としての教育をほとんど受けていないと思われる。

①と②でも少しすれ違いはあるんですけど客観的に見た場合③って凄い障害じゃないです?
ブランシェットの旦那様、公的には小間使いでしかないシノのお誕生日をお屋敷で祝ってくれたりしてリベラルな感じもあるし、領民からの信頼も厚そうで名君っぽいのですが…でもヒースには無断で(別に断りを入れる必要もないので)シノを魔物討伐に派遣したりもしてるんですよね。
なんか“一人息子の遊び相手の小間使いで森番”以上の存在とは見ていないような気配を感じるんですよ。どうなんだろう?
まあ、いざとなったら二人で家も身分も捨てて外の世界へ飛び出して行けばいいよ!と私の中の少女漫画脳は言ってるんですけど、それでハッピーエンドにできるリアリティラインじゃなかろう?という気持ちもあり。
それに多分ヒース推しの人は貴公子のヒースが好きなんだろうしな…と思うので。
例えば前日の因縁なんてめっちゃ噛み合ってなくてもそのまま1000年すれ違いコントできそうな強さを感じるけど、東主従は気持ちの部分ではお互い1番大切な相手なのに辛い試練を勝手に予感してしまうんですよね、私が。
これはあれだな、強い絆と同じ不安要素だな。

2人だけなら何の問題もないけど、それぞれの国や立場が絡むと難しくなってしまうという。
ここまで書いてこれ感想なの?という気持ち。しかもこのパートだけすごい長い。
すまない、周年スト以来、めっちゃ気になってる部分なので語ってしまいました。

ところでシノにあんな言われようだったカインとレノックスだけど、称号はなくてもカインはアーサーの騎士(アーサー公認)ですからね、レノックスもいずれ返り咲きますからね(このまま押し切れば)、一応みんなの名誉の為に一言申しておきます。

(10)強い絆の二人

ログストが楽しみすぎて興奮してたのか、この日はアラームも無しに朝5時過ぎに目覚めてしまいました。
起きてしまったのでログスト読んで一言Twitterに感想残して二度寝した思い出。

オズの「いらっしゃいませ」で死ぬほど笑っちゃいました。寝起きだったのに。
オズ、お店屋さんごっこができる社会性があったんだな、いつから?北のお城でもやってたの?
だってアーサーはオズのお城に来る前は自分でお買い物とか絶対にした事ない生活だったわけでしょ?オズも必要なものはなんでも誰かが貢いでくれたり力で奪ったりしてたと思うし(現にシャイロックにお支払いしてなかったし…)アーサーが人間の町で見たお店の真似っこ遊びをしたがって、訳もわからないままお付き合い
してたんですかね?可愛すぎ。
と、凄い笑ってたのに突然なんなのそのポエム。ガターン!!!(立ち上がる音)

オズ、感情表現が苦手で感情の幅もそんなに大きくないから情緒が幼児とか言われがちだけど、私はそんなことないって割と思っているんですよね。
確かに人間的な細かい感情の機微には疎い部分はあるかもしれないけど、なんていうかその感情の機微必要?なくてもよくない?みたいな気持ちもあって。
そんなことより足りないのはアーサーへの直接的な言葉ですよね?
まあ、サンリオコラボのあのセリフとか自分の気持ちをアーサーに伝えようとする変化も少しずつ感じられたし、強い絆は安定し過ぎると面白くないらしいしって思ってた矢先に!

オズ、これだけの感受性があって言葉として表現ができるならもう充分じゃないの?

どこの誰とも知れない客人には「自分とアーサーは何の関係もない」、そしてこれはアーサーの為ではなく自分がそう言いたいから(そう言うべきだと思ってるからだよね)。
でもアーサーの心を傷つけない、信頼できる相手になら、自分しか知らないアーサーの話をしてくれるんですよ!!!
言葉のチョイスも美しい!!!
「静寂と死を招く吹雪の精霊しか知らない、密やかな話」
この短い言葉の中に凄い様々な思いが込められているし、オズにとってのあの北のお城での9年間の日々はこういう事なんですね、と胸が熱くなりました。
pash読んでるから大丈夫とかそういうお話ではなかった、全く。

オズの言葉を受けて笑顔になったアーサーが改めて目の前のお客様(架空)にご挨拶をしてくれました。
なるほど~こういう仕掛けだったんですね。
途中この謎の設定に戸惑いもしたのですが(それは私がちゃんと第1話を理解していなかったから)、そっか、このログスト自体がここまでこのゲームをプレイしていたユーザーへの魔法使いからのご挨拶だったんですね。
「そして、出来たら私たちの友人になってください。」
メインスト冒頭への回帰だ!何という完璧な流れ。

なんかこの10日間、毎日更新されるストーリーに笑ったり深く考えてしまったり忙しかったけど、凄く良い締めだったな、改めてまほやくが好きだなって思いました。
1.5周年おめでとうございました。

 

その他雑感

1.5アニバのログスト、ゲーム内の称号逆順はそうなんだけど、つまりあの並びにちゃんと意味があったんだな、っていうのが凄い衝撃でした。
言われてみれば1周年の時にけんまほ21人の年齢順に意味があった事、そこにタロットの大アルカナが重ねられていたことが明かされていたので、そういうのがあっても不思議ではなかったのですが。

それともつしみ先生がたまたまゲームでの並び順を見てインスピレーションを受けた、って事なんでしょうか?
いつか詳細を知りたい。

でもこうして“達観”始まりで“恩愛”終わりになると、完全に円環じゃありません?
そしてラストのアーサーのセリフが、メインスト冒頭のムルのセリフに重なりますよね?
これはこの物語の構造とテーマの象徴だと今のところ思うわけですよ。
構造とはこの世界の理の始まり(過去)と困難(現在)、そして次の世代(未来)への引継ぎのようなもの。
テーマとは愛と孤独、絆について。
単に深読みさせたいだけかもしれない、でも深読みさせて欲しい。
なぜならそれがおたくだから。


ところで全くの余談ですが第2章のボイス録り終わったら、オズの「こんにちは」「いらっしゃいませ」は通常ボイスに入れて欲しいな。

第2章に「いらっしゃいませ」ってセリフがあるかどうかはともかく。